© 2009 特定非営利活動法人北九州あいの会

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たすけあえる社会を創ろう ―いま、19年を振り返って

あいの会が発足して19年目を迎えました。たくさんの方々との出会いと別れがあり、本当に多くのみなさんに支えていただきました。心よりお礼申し上げます。

はじまりは1991年。「日本ケアシステム協会 北九州センター(まごころサービスあいの会)」として活動を始めてから、市民のみなさんの願いや要望を一心に受けて、また、自分たち自身が将来利用したいサービスを目指して走ってきました。高齢の方だけでなく、若いお父さんお母さん、お子さん、障がい者の方など、「困った時はおたがいさま」を合言葉に、多くの方々に支えられ、利用されて、広げてくることができました。

「たすけあい」は、自分が自立して生きていくために「ほんの少しの支えが必要なときに」その手助けを誰かに頼むことができたら、という思いを実現させたものです。2000年に介護保険制度ができ、特に高齢者に必要な支援は保険サービスとしても受けられるようになりましたが、今度は、制度の範囲内では必要に応えられない部分も出てきました。「たすけあい」では、変わらず少しのお手伝いをすること、または制度で担えない部分の支援をすることで今の利用者の生活を支えています。現場で大切にしていきたいのは、関わる会員と、利用者ご本人とご家族とが「ともに支えあう」という意識をもつことです。介護保険制度にも色々な意見があり、制度の維持についても国民全体で真剣に考えなければならないところにありますが、今だからこそ、私たちの「おたがいさま」のたすけあい精神を、ピーアールしていく必要があると考えています。

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いまは、「たすけあい」と、介護保険のケアプラン、ホームヘルプ、デイホーム夕鶴とデイサービス大浦が毎日活動を展開しています。約200名の方にご利用いただき、担うのは約50名のヘルパー・ワーカー、20名のデイスタッフと10名の本部スタッフです。8名のドライバーが利用者の福祉有償運送とヘルパーの現場送迎を支えています。いま、活動会員の高齢化が課題です。在宅サービス、移動サービスともに、「たすけあい」に共感して参加してくれる会員拡大の呼びかけをしていきます。

NPOは、私たち一人ひとりの市民が自分の意志で動き、参加し、「元気な社会を創ろう」と呼びかけていく組織です。超高齢社会が進むなかでこそ、「たすけあえる社会を創ろう」というメッセージを、次の世代にも伝えていかなければならないと思います。

みなさんの「たすけあい」への参加が、これからの私たちが元気で安心して暮らせる社会をつくっていきます。みなさまのご協力、ご支援を、これからもどうぞよろしくおねがいいたします。
                                      2010年3月